「豊臣秀吉」は、戦国時代を代表する有名武将の一人です。
なんせ、戦国時代の安土桃山時代に天下統一を果たしたトップオブトップです。
そのため、秀吉の歴史について改めて見ていく必要はありませんが、なんと豊臣秀吉は、「備前焼」が大好きだったとしか言いようがないほど、備前焼とのストーリーが事欠きません。
今回は、「豊臣秀吉と備前焼」の数々の逸話を紹介していきます。
〇 備前焼の大甕を棺桶代わりにした
これらの話だけを見ても、やはり豊臣秀吉は、備前焼を意識していたとしか思えない節があります。
そもそも、豊臣秀吉と備前焼の関係性は深く、織田信長の家臣時代の「毛利攻め」の時に伝わる備中高松城攻めの頃から、備前地区をおさめていたと想定できます。
その当時、すでに備前焼は、茶道具として人気がありましたから、それに目を付けない秀吉ではないでしょう。
利権は、戦国時代は大事な財力の一つです。
豊臣秀吉の伝来として、備前焼の窯元や陶工に薪を無料で使わせる許可状を出していたり、備前焼の窯造りに指示を出していたりする伝承が残っているので、それらからも、豊臣秀吉が備前焼を目にかけていたことが伺えます。
まさに、安土桃山時代の備前焼は、当時の最高権力者と共に、時代の寵児へと登り詰めていったのでしょう。
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